第51回日本小児外科学会近畿地方会

第51回近畿地方会 開催にあたって

会長 上本伸二
会長 上本 伸二
京都大学大学院医学研究科 小児外科

第51回日本小児外科学会近畿地方会の開催に際しましてご挨拶を申し上げます。歴史と伝統ある本学会の会長をさせていただくこととなり、誠に光栄に存じます。

今年は「小児救急医療の現状と問題点」というテーマでシンポジウムを組ませていただきました。近畿一円の小児救急医療の現状を救急医療の最先端でご活躍されている先生方もお招きし、討論して頂くことを企画しております。シンポジウムを通して改めて小児救急医療における我々小児外科医の位置づけを見つめ直すいい機会になると期待しております。

一般演題では、今年も主題、要望演題を設けず募集させていただき、おかげさまで42題の応募をいただきました、この場を借りて御礼申し上げます。一方、演題数の関係で時間の制約もあり、発表・討論時間が短くなりましたことをお詫び申し上げます。

また、ランチョンセミナーとしまして、京都大学 iPS細胞研究所の長船健二先生に「iPS細胞研究の臨床への応用~肝胆膵領域を中心に~」と題するご講演をいただきます。長船健二先生はiPS細胞の研究で数々の臨床応用に直結する興味ある成果を上げてこられており、現在その領域で最も精力的に研究されておられる先生のお一人で、今回はその中で特に肝胆膵領域のup to dateをご紹介いただきます。若い先生方におきましては、今後研究テーマを考え、実際に研究をしていく上での参考にもなることと思います。

わが国の外科医療の発展のためには、若手外科医の育成が不可欠であり、本学会が若手小児外科医に対し、よりよい教育システムを提供する場の一つとしての責務を担っていると考えております。演題応募をしていただきました先生方はもちろん、ご指導いただきました先生方には厚く御礼申し上げるとともに、本学会を通して若手小児外科医がより一層の飛躍することができればと期待しております。本学会のさらなる発展のためにも評議員の先生方、特別会員の先生方、皆様のご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。

最後になりましたが、本学会が近畿小児外科のさらなる発展に寄与することを心から願っております。