第53回日本マイクロサージャリー学会学術集会

第7回リンパ外科研究会

From Art to System 〜匠の技を、みんなの医療へ〜

概 要

日 時
2026年11月27日(金)午後
会 場
京都府民総合交流プラザ 京都テルサ
会 長
三原 誠(むくみクリニック)、副会長 原 尚子(JR東京総合病院)
参加申込
第53回日本マイクロサージャリー学会学術集会への参加申込みを必要とする。参加登録サイトは後日公開。
演題登録
第53回日本マイクロサージャリー学会学術集会 演題登録ページより登録ください。 演題登録期間: 2026年5月7日(木)~7月22日(水)

ご挨拶

謹啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
このたび、2026年11月27日(金)午後に、京都テルサにて開催される第53回日本マイクロサージャリー学会学術集会に併催し、第7回リンパ外科研究会を開催する運びとなりました。

本会では、私、三原誠が会長を、原尚子医師が副会長を務めさせていただきます。

今回の研究会では、「From Art to System 〜匠の技を、みんなの医療へ〜」を全体テーマに掲げました。リンパ外科は、先達の先生方の卓越した技術と情熱によって大きく発展してきましたが、その知識や技術をどのように次の世代へ伝え、日々の診療の中で再現可能な医療として広げていくかは、今あらためて考えるべき大切な課題であると感じています。

今回は、本会の代表理事である林礼人教授にもご助言を頂きながら、若手医師が主役となりつつ、先達、中堅、若手がそれぞれの立場から学び合える研究会を目指してプログラムを組みました。これからリンパ浮腫診療やリンパ外科に取り組もうとする若手医師が、自らの課題や工夫を率直に語り、それに対して経験を積んだ先生方が具体的な助言を返す、そのような実践的で温かい会にしたいと考えております。

また、近年国内外で注目が高まっているリンパ管エコーのライブデモも予定しております。さらに、世代横断型パネルディスカッションでは、若手医師や先達だけでなく、現在の実臨床の第一線で活躍している中堅の先生方にも多数ご参加いただく予定であり、現場で培われた実践知や工夫を次の世代へとつなぐ場にしたいと思っております。

本研究会が、リンパ外科の歴史を学ぶだけでなく、その価値を次世代へ手渡し、さらに多くの患者さんへ届く医療へと育てていくための実りある場となれば幸いです。
多くの先生方のご参加を心よりお待ち申し上げます。

謹白

第7回リンパ外科研究会
会 長 三原 誠(むくみクリニック)
副会長 原 尚子(JR東京総合病院)

研究会内容に関して

第7回リンパ外科研究会では、「From Art to System 〜匠の技を、みんなの医療へ〜」をテーマに、わが国のリンパ外科の発展を牽引してこられた光嶋勲先生、前川二郎先生をお迎えし、リンパ外科における知識・技術・診療の実践知を、どのように次世代へ継承し、より多くの医療現場で再現可能な形へと広げていくかを議論いたします。

本研究会では、若手医師が主役となる構成を重視しました。若手公募セッションでは、これからリンパ浮腫診療やリンパ外科に本格的に取り組もうとする40歳未満の医師が、自施設で感じている課題、導入時の悩み、診断・保存療法・手術のつながりの理解、日常診療の中での工夫などを率直に共有します。完成された成功体験だけでなく、学び始めたからこそ見えてくる壁や迷いも含めて発表していただくことで、同世代の参加者にとっても実感のある学びの場となることを期待しています。

研究会の冒頭では、光嶋勲先生に特別講演をお願いしております。リンパ外科の歩みを踏まえながら、若手医師に何を伝え、何を継承していくべきかをお話しいただく予定であり、本研究会全体の方向性を示す重要なセッションとして位置づけています。

また、本会の大きな見どころの一つとして、近年国内外で注目が高まっているリンパ管エコーのライブデモを予定しております。実際の描出と評価を会場で共有しながら、どこを見て、どのような所見を拾い、どのように診療判断へ結びつけるのかを可視化することで、リンパ浮腫診療とリンパ外科をつなぐ実践的な学びの場としたいと考えています。

後半には、世代を超えて議論するパネルディスカッション 「匠の技を、どう“みんなの医療”に変えるか?」 を予定しています。このセッションでは、リンパ外科の黎明期から本分野を切り拓いてこられた先達、各施設で診療体制を築き、現在の実臨床で大きな役割を果たしている40〜60歳代の経験豊富な中堅医師、そしてこれからの担い手となる若手世代が同じ場で意見を交わします。前川二郎先生には特別座長としてご登壇いただき、議論全体を整理し、次世代につながる視点を示していただく予定です。

この世代横断型パネルディスカッションでは、中堅世代の先生方が各施設でどのようにリンパ外科を根づかせ、どのような工夫や苦労を重ね、何を次の世代へ渡そうとしているのかを共有していただくことも大切な柱の一つです。中堅世代の先生方にとっては、自らの実践が本分野の普遍化にどのように貢献してきたかをあらためて見つめ直し、その経験を次世代へ手渡す機会になることを願っています。

本研究会は、
・光嶋勲先生による特別講演
・若手医師による公募セッション
・リンパ管エコーのライブデモ
・前川二郎先生に特別座長をお願いした世代横断型パネルディスカッション
という流れを通じて、リンパ外科の歴史・現在・未来を一つの場に集約する構成としています。先達から学び、中堅がつなぎ、若手が次の一歩を踏み出す。その循環を参加者全員で共有できる研究会にしたいと考えています。

リンパ外科に長く携わってきた先生方にとっては、自らの経験を次世代へどう伝えるかを考える機会となり、中堅世代の先生方にとっては、日々の実践の価値をあらためて共有し次世代へつなぐ機会となり、若手医師にとっては、第一歩を踏み出す勇気と具体的な道筋を得られる場になるはずです。

多くの先生方にご参加いただき、ともにリンパ外科の未来を考える機会となれば幸いです。